痰は一般的に呼吸系の不調が起きた際に、異物を粘液でからめて排出される時に出る塊のことを言うそうで、呼吸器系に細菌とか物質とかが入った際に洗い流す洗浄液のような役目をしています。
痰は細菌や物質を絡め取る性質を持っていなくてはならないのでネバネバとしていますが、糖蛋白や免疫グロブリン、脂質を含む水が主成分としているためにあのようにネバネバとしているそうです。
その
痰が出るのには原因がありますが、
痰の色によってある程度原因を特定できるようです。
白・透明細菌以外の感染や、気管支喘息の時に出るそうです。
黄色(白っぽいものや、やや緑色っぽいものも含む)緑膿菌などの感染症や蓄膿症が原因かもしれません。蓄膿症の場合は鼻を経由して出ている可能性もあります。
ただ、中にはウイルスとの戦いで殉職した白血球の死骸によってそのような色になっている場合もあります。
褐色(焦げ茶色)気管支拡張症、肺結核、肺梗塞、肺がんが原因かもしれません。
この色の痰が出たら、一度病院で相談する方が望ましいでしょう。
暗紅色肺炎球菌肺炎のような感染による肺炎、心不全、肺うっ血などの可能性がうかがえます。
ピンク色肺うっ血や心不全の可能性がうかがえます。
鮮紅色肺結核、肺がん、気管支拡張症の可能性がうかがえます。
このように、色で原因が推察できるので病院などで原因を取り除けることもあると思います。
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